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マッサージや指圧・鍼灸の施術を同様に思っている方は多いようです。
鍼灸とマッサージには大きな違いがあり、マッサージは癖になりますが、鍼灸は完治すればまず癖になることはないようです。


マッサージでは基本的に筋肉の凝りを取り去ることができません。それに対して、きちんとした鍼灸治療を受ければ筋肉の凝りを取り去ることができます。


マッサージは気分が気持ちよくなる程度で、筋肉が痛くなるようなマッサージはないでしょう。
ただし、指圧は鍼灸と似た部分がある医療行為ですから、施術では痛みを我慢したりもします。
また、鍼灸治療は直接筋肉に鍼を刺したり、もぐさで皮膚を熱しますから、多少の痛み(ひびき)

がある場合もあります。


現在の医学ではCTスキャンなどの画像診断で神経屋血管、骨や椎間板などの異常は判明しますが、筋肉の凝りは分かりません。
筋肉の凝りが痛みになって現れた場合は鍼灸以外の方法では痛みはとれないでしょう。
もちろんマッサージでは痛みを取り去ることはできません。

 

マッサージは,適度に筋肉を揉みほぐし,身体と気分を良くします。

鍼灸は,鍼やもぐさでツボを刺激して血行を促進することで根本的に筋肉の凝りや痛みを取り去るということです。

 

ここで「肩こり」の一言で一緒にされてしまう「首のこり」のお話
 

実は、肩こりとは全く別の原因で起きる「首こり」があります。
肩こりは主に背中の僧帽筋という筋肉が凝り固まることで起きます。僧帽筋は肩甲骨まわりから肩、首まで広く覆っているので、こる部分も首まで含む広範囲です。一方で
首こりを単独で引き起こす筋肉『後頭下筋群』があります。
僧帽筋よりも奥深くにあって頭蓋骨と首の骨をつないでいます。この筋肉がパソコンやスマホを見る時などの姿勢の悪さや目の使いすぎなどで凝り固まり、首の動きを悪くしたり、不快感を招いて首こりの原因になるのです。
後頭下筋群による首こりの症状は、頭痛(片頭痛含む)、首の後ろの上の部分の張りや痛み、首の回転や上下の動きが悪いなどです。

鍼灸の場合、その奥深くの筋肉にまで直接刺鍼することができます。

腰、腕、肩、お尻等他の部位についても同様、奥深い筋肉に直接刺鍼して血流を改善させ症状改善を図ります。

後頭下筋群.jpg
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